最近の話題
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2024/09/18-20:
JADH2024にて、発表しました。
Development of English translations for use in a visualization system of classical Japanese poetic vocabulary
Proceedings of the 13th Conference of Japanese Association for Digital Humanities (JADH2024) - 2024/08/01,02: ひらめき☆ときめきサイエンス最終回が無事終わりました。 ご参加のみなさま、どうもありがとうございました。 これで、10年間のひらめき☆ときめきサイエンスは終了です。
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2024/03/25:
今年もKAKENHI科学研究費助成金「ひらめき☆ときめきサイエンス」に採択されました。
10年連続して採択されました。 10年間、小中学生の皆様に言語学研究がご紹介できたことは、 幸せなことだと思います 。 - 2023/12/27: ひらめき☆ときめきサイエンス12月の部が無事終わりました。 ご参加のみなさま、どうもありがとうございました。
- 2023/08/04: ひらめき☆ときめきサイエンス8月の部が無事終わりました。 ご参加のみなさま、どうもありがとうございました。
- 2023/04/04: 当研究室の陳旭東さんが日本学術振興会の研究員になりました。
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2023/03/24:
今年もKAKENHI科学研究費助成金「ひらめき☆ときめきサイエンス」に採択されました。
9年目となります。 JSPSは9年間採択してくださいました。 毎年20から30名の小中学生が参加していますから、かれこれ200名以上の方が東工大においでになったことになります。 (半数以上の参加者はご父兄もご参加でしたので、その数を入れると300名以上になるかもしれませんね)
開催の度に研究資金助成グループのみなさまには、書類のチェックはもとより、打ち合わせから、当日の受付、写真撮影、片付けまで、お世話になりっぱなしです。
コロナは、第五種に引き下げされますが、感染症対策を講じた上で実施していきたいと考えています。 -
2023/02/28:
科学研究費基盤研究(C)
「 歌ことばの歴史的変遷の特徴を解析するツール群とデータセットの開発 」
の申請が通り、研究費がいただけることになりました。みなさまに感謝です。
言語学: 数理手法による言語変化記述へのアプローチ
本研究室のテーマは、「もし、言語が目で見えるとするならば、どんな形をしているか?」です。 五感には「見る」「触る」「聞く」「嗅ぐ」「味わう」などがありますが、この五感は分析の基本的な手立てでもあります。 そのうちのもっとも手軽な「見る」いわゆる「可視化」は今とても注目されている技術です。 見ることで、わかることは多いのですが、意外に見られない世界が多く存在します。 言語ももともと形のあるものではありません。 しかし、もし言語に形があるとするならば、どんな形だろう、と考えることに大きなロマンが生まれます。 本研究室は、言語の可視化を通して、言語の姿を考える研究を行っています。
こんなこと考えたことありませんか?
- 「J-POPの日本語」と「マンガの日本語」って言語学的にどう違うの?
- 「テレビの侍ことば」は本当に「当時の侍ことば」なの?
- 「おねえさん日本語」は、いつごろから「おばさん日本語」に変わっちゃうの?
- で、どんな単語が「おばさん日本語」に聞こえちゃうの?
- 英語が上手になった時、その英語は日本語のように感じるの?
- 「日本語を日本人のように流暢に話せる外国人の秘密」って何の?
- 外国語を上手になるためのコツってあるの?
- 「敬語」って、なぜ難しいの?
- 言語学を数学で考えることはできるの?
- 言語の図(モデル、模型)はコンピュータで作れるの?
- 平均的な「ラブレター」を意表をつく「ラブレター」にするにはどうすればよいの?
- 辞書で調べられないことばはどれぐらいあるの?
- 辞書で調べられないことばの意味はどうやったらわかるの?
信条
- 本当のことを調べる
- ブレない
- ごまかさない
- 基礎はしっかり
- 楽しい瞬間が学べる時
- やらなければできない
プロジェクト
- 科学研究費2023-2026 歌ことばの歴史的変遷の特徴を解析するツール群とデータセットの開発 [KAKEN]
- 科学研究費2018-2023 歌ことばの効果的可視化技術と通時的言語変化記述に関する基礎研究 [KAKEN]
- 科学研究費2014-2017 和歌用語シソーラスの開発と用語空間分析に関する基礎研究 [KAKEN]
- 科学研究費2010-2013 和歌形態素解析用辞書開発のための用語連接規則に関する基礎研究 [KAKEN]
ソフトウェア, データベース
過去の話題
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2022/12/18:
当研究室の陳旭東さんが「じんもんこん2022」で、ベストポスター賞と学生奨励賞の2賞を同時受賞しました。[じんもんこん2022ベストポスター賞・学生奨励賞]
I-1-6:単語アライメントの誤り対応を用いた歌ことばのコノテーション検出
陳 旭東(東京工業大学), ホドシチェク ボル(大阪大学), 山元 啓史(東京工業大学) -
2022/03/28:
今年もKAKENHI科学研究費助成金「ひらめき☆ときめきサイエンス」に採択されました。
8年目となります。 コロナ禍による実施できるかどうかは、まだわかりませんが、感染症対策を講じた上で実施していきたいものです。 - 2022/01/20: オミクロン株の猛威、蔓延防止措置の発令に伴い、3月実施予定の2020年実施分のひらめきときめきサイエンスを中止することにいたしました。
- 2021/12/25,26: ひらめきときめきサイエンスが無事、終了できました。 コロナのピークアウトで何とかできました。 次回は、2022年3月の実施です。
- 2021/09/08: 東京大学史料編纂所で行われたJADH2021にて "Historiographical Institute Poster Prize"(おそらく史料編纂所ポスター賞)を受賞しました。 受賞論文はこちら、ポスターはこちら。
- 2021/05/28: Zenodoに八代集品詞情報データセット version 1.0.0を登録しました。 .
- 2021/05/04: Zenodoに八代集語彙分類データセットを登録しました。
- 2021/04/23:
今年もKAKENHI科学研究費助成金「ひらめき☆ときめきサイエンス」に採択されました。
7年目となります。 昨年は新型コロナウイルスの関係で開催することができませんでした。 今年は、中学生も小学生も12月と3月に予定しております。 本当は参加者同士がディスカッションをしていただきたいところですが、感染予防対策として親子での参加をお願いいしていきます。 新型コロナ緊急事態宣言発令等の影響で予定通り行えるかどうかわかりません。 - 2021/03/03: オフラインとオンライン同時開催のハイブリッド型ライブイベント: Zoom配信とラウンジ(実況中継)リアル環境におけるイベント「ひな祭り」を実施しました。 詳細はこちら 参加者の皆さんと楽しめたのでそれはそれでよいのですが、 ひな壇を飾ったスタジオとオンラインのイベント参加者によるオンライン・ライブ(双方向参加型)の実施ができたのも収穫でした。
- 2021/02/01: D4Eオンライン・ディクテーション練習システムを公開しました。
- 2021/01/25:
疫病退散祈願: 東工大アマビエ様のポストカードを作りました。[マル型][カード型]からどうぞ。
- 2020/09/30: オンライン・プレースメントテストシステム LEAP (Language assEssment for Active Performance) の運用を開始しました。
- 2020/04/02:
今年もKAKENHI科学研究費助成金「ひらめき☆ときめきサイエンス」に採択されました。
6年目となります。 昨年同様、中学生(夏8月)、小学生(冬3月)のプログラムを実施する予定ですが、 新型コロナの影響で予定通り行えるかどうかわかりません。 - 2020/02/29: 第25回公開シンポジウム「人文科学とデータベース」は中止になりました。 論文はこちらのページに掲載されています。
- 2020/02/03: 人文系データベース協議会 第25回公開シンポジウム「人文科学とデータベース」 株式会社図書館流通センター 本社ビル(地下鉄丸ノ内線 茗荷谷駅 前)で、 2020年2月29日(土)11:30-12:00「日本語学習ディクテーション・データベースの開発」について発表します。
- 2019/12/26 「ひらめき☆ときめきサイエンス」小学生の部が無事終了しました。 ご参加どうもありがとうございます。
- 2019/08/30: JADH2019 関西大学百年記念館で、An Analysis of the Differences Between Classical and Contemporary Poetic Vocabulary of the Kokinshu: Hilofumi YAMAMOTO, Bor Hodošček を発表しました。 JADH2019, The 9th conference of the Japanese Association for digital humanities, online edition: ISSN 2432-3144, Print edition: ISSN 2432-3187, pp.68-71.
- 2019/08/07: 8月6日(火曜日)ひらめき☆ときめきサイエンス「目で見てわかる昔の日本語と今の日本語: タイムマシンに乗らずに行ける昔の世界」は無事終了しました。みなさま、ご協力どうもありがとうございました。 次回は冬12月26日(木)小学生の参加者で行います。
- 2019/08/01:
慶應義塾大学日吉キャンパス、
第121回人文科学とコンピュータ研究発表会で、つぎの研究発表をしました。
- Changes in classical Japanese poetic vocabulary between the Kokinshū and the Shinkokinshū: ame (rain) and shiguru (drizzling rain), Hilofumi Yamamoto,Griffen Schwiesow
- A study on individual differences in contemporary Japanese colloquial expressions, Griffen Schwiesow,Hilofumi Yamamoto
- モーツァルトの交響曲と弦楽四重奏曲における構造的な違いに関する研究, 平野 充,山元 啓史
- 2019/06/13: 8月6日(火曜日)に行われるひらめき☆ときめきサイエンス「目で見てわかる昔の日本語と今の日本語: タイムマシンに乗らずに行ける昔の世界」の広報が東工大のウェブ上で ひらめきときめきサイエンス2019として公開されました。
- 2019/06/06: 国際学会、Japan Association for Digital Humanities: JADH 2019.8.29-31, 関西大学で発表することが決まりました。
- 2019/05/14:
恒例となってきました「ひらめき☆ときめきサイエンス」は今年は科学研究費助成金として、今年も採択されました。
今年もこれまで4年間実施した中学生(夏)のプログラムに加えて、昨年から始まった小学生(冬)のプログラムも実施します。
実施ワークショップのタイトルは例年同様「目で見てわかる昔の日本語と今の日本語: タイムマシンに乗らずに行ける昔の世界」(第5回目)
- 中学生のセミナーは、8月6日(火曜日: 20名限定)に実施します。
- 小学生のセミナーは、12月26日(木曜日: 10名限定)に実施します。
- 概要・申し込み方法は後日、お知らせいたします。
- 2019/04/19: 昨年度の仙台第一高等学校に引き続き、 スーパーサイエンスハイスクール新潟南高等学校の皆さんの本研究室来訪が決まりました。 詳しくはこちらで。
- 2019/02/01: 日本語セクションが東工大教育賞最優秀賞を受賞しました。
- 2018/12/26: 本年度2回目通算5回目のひらめき☆ときめきサイエンス(小学6年生の部)が無事終了しました。 今年は研究資金支援課研究資金助成課のみなさまには年2回もお世話になりました。 実際にはこれ以外にも相当お世話になっていますが、私にとりましては、格別のご支援、誠にありがとうございます。 4年連続実施できましたのも東工大研究推進部の賜物です。
- 2018/12/20: 本研究室平野充君のじんもんこん2018学生奨励賞受賞 のニュースが大学のWebページに掲載されました。
- 2018/12/03: 12月1日(土)じんもんこん2018東京大学 で発表した本研究室平野充君の「低頻度ピッチクラスセットの2-gramパターンを用いたモーツァルトの交響曲と弦楽四重奏曲の比較分析」が じんもんこん2018学生奨励賞を受賞しました。
- 2018/11/30: 12月1日(土)じんもんこん2018東京大学 で「八代集「桜の花」歌における作者の分類」のタイトルで発表をします。
- 2018/11/27: UCLA図書館で今年も講義を行いました。お世話になった方々どうもありがとうございます。
- 2018/11/12: ひらめき☆ときめきサイエンス「目で見てわかる昔の日本語と今の日本語」12月26日小学生バージョン開催します。 案内はこちらです。 いままではずっと、中学生バージョンだったのですが、今回ははじめて小学生バージョンを開催します。 ことばについていろいろ勉強しましょう。
- 2018/09/16: JADH 2018 9月10日にJADH2018で発表しました。 "A study on the distribution of cooccurrence weight patterns of classical Japanese poetic vocabulary" この論文の主旨は、共出現パターン(もちろん、共起と呼んでも良いのですが)の重み付け分布が正規分布になることが分かったということです。 共出現パターンと正規分布については、以前からわかっていたことなのですが、ずっと論文の形で発表できませんでした。 正規分布の両裾の分布パターンについて、右裾野をContent Tail, 左裾野をFunction Tailと呼ぶことにしました。 現代語の助詞と同じようなものが付いているから、助詞の前は名詞だろ?とわかっているつもりになっているだけで、古代語については、本当はどれが機能語、どれが内容語と判断できません。 分布の形は人間が意識的に作ることはできませんので、分布から単語の職能を推定することは、言語学者が主観的に取り決めるより、本質的です。 簡単に言えば、そういう発表をしてきました。
- 2018/08/11: JADH 2018 一橋会館にて、9月10日、 "A study on the distribution of cooccurrence weight patterns of classical Japanese poetic vocabulary" と "Collocation Patterns of Pitch-Class Sets: Comparing Mozart's Symphonies and String Quartets" を発表します。どうぞお越しください。
- 2018/08/01: ひらめき☆ときめきサイエンス「目で見てわかる昔の日本語と今の日本語: タイムマシンに乗らずに行ける昔の世界」(日本学術振興会: 第4回目)の中学生の部が無事終了しました。皆様、ご協力くださいまして、どうもありがとうございます。
- 2018/07/06: 仙台第一高等学校の2年生の7人の生徒さんが、研究室を訪問してくださいました。 スーパーサイエンスハイスクールの指定校で、国語の課題の研究をしているそうで、直々に、言語学の質問をしに東工大を訪ねてくださいました。
- 2018/04/04: 科研費採択のニュースに引き続きまして、恒例となってきました「ひらめき☆ときめきサイエンス」も採択されました。
今年はこれまで3年実施した中学生(夏)のプログラムに加えて、小学生(冬)のプログラムも実施します。
実施ワークショップのタイトルは昨年同様「目で見てわかる昔の日本語と今の日本語: タイムマシンに乗らずに行ける昔の世界」(第4回目)- 中学生のセミナーは、8月1日(水曜日: 20名限定)に実施します。
- 小学生のセミナーは、12月26日(水曜日: 10名限定)に実施します。
- 概要・申し込み方法は後日、お知らせいたします。
「ひらめき☆ときめきサイエンス」とは、大学や研究機関で「科研費」(KAKENHI) により行われている最先端の研究成果に、小学5・6年生、中学生、 高校生の皆さんが、直に見る、聞く、触れることで、科学のおもしろさを感じてもらうプログラムです。
- 2018/04/01:
科学研究費基盤研究(C)
「歌ことばの効果的可視化技術と通時的言語変化記述に関する基礎研究」
の申請が通り、研究費がいただけることになりました。みなさまに感謝です。
- 論文『歌ことば「橘」「梅」「桜」における関連対の抽出』ベストポスター賞、受賞のニュースが リベラルアーツ研究教育院のページで 公開されました。
- 大阪市立大学で行われた、じんもんこん2017にて、 『歌ことば「橘」「梅」「桜」における関連対の抽出』と題する論文で研究発表を行いました。 この発表において、共同研究者のボル・ホドシチェク先生が、ベストポスター賞を受賞しました。
- 2017/07/24: リベラルアーツ研究教育院日本語セクションでは、本年度から、 日本語教育の技術と研究に関するインターン制度を開設いたしました。 日本語の授業・研究・運営・開発など、一般的な非常勤職では得られない知識と経験を得る場として、 奨学寄付金(滝久雄日本語教育支援基金)の助成を得て、実施しております。
- 2017/06/24: 論文ではありませんが、以前、「言語とコンピュータ」について記事を書きました。 「人文情報学月報 / Digital Humanities Monthly」(2016/05/21)に 寄稿した《巻頭言》「言語学とコンピュータ」をお読みいただければと思います。
- 2017/04/04: 恒例となってきました今年も科研費応募書類を提出していた
「ひらめき☆ときめきサイエンス」(中学生の皆さんに、科学のおもしろさを感じてもらうプログラム)に4/1付で採択されました。 実施ワークショップのタイトルも昨年同様「目で見てわかる昔の日本語と今の日本語: タイムマシンに乗らずに行ける昔の世界」(第3回目)
で、8月2日(水曜日)に実施します。中学生20名限定となります。概要は こちらから、申し込みは、 こちらからどうぞ。 - 2017/02/22: 洗足池小学校の先生方とともに小学生の外国語学習についてディスカッションをしてきました。
- 2017/02/07: 洗足池小学校の小学生の英語の授業を見学してきました。
- 2016/11/27-12/04: University of California, Los Angelesにでかけ、Digital Archives for Japanese Studiesの共同研究をはじめました。
- 2016/06/08: 東洋大学川越キャンパスにて、感性情報処理の授業で話をします。
- 2016/04/04: 昨年同様、今年も科研費応募書類を提出していた
「ひらめき☆ときめきサイエンス」 (小学校5・6年生、中学生、高校生の皆さんに、 直に見る、聞く、ふれることで、科学のおもしろさを感じてもらうプログラム) に4/1付で採択されました。 実施ワークショップのタイトルも昨年同様「目で見てわかる昔の日本語と今の日本語: タイムマシンに乗らずに行ける昔の世界」
で、8月3日(水曜日)に実施する予定です。 - 2016/04/01: 教育改革が実施され、2016年度より、 クォータ制が開始されるとともに、 所属もリベラルアーツ研究教育院になりました。
- 2016/3/19:
慶応義塾大学で開かれた情報処理学会全国大会にて、山下記念研究賞の授賞式に出席しました。
- 2015/12/19: 同志社大学で開かれたじんもんこんシンポジウム2015で、「日本語学習者発音能力評価システムの開発」を発表しました。
- 2015/12/05: 清華大学−−東京工業大学合同シンポジウムのスライドを公開しました。 こちらからどうぞ。
- 2015/11/25: 東京工業大学の 広報ページに山下記念研究賞受賞のニュースが取り上げられました。
- 2015/11/21: 12月19、20日同志社大学にて開催のじんもんこん2015で、 「クラウドソーシングによる日本語学習者発音能力評価システムの開発」を発表します。
- 2015/11/05: 「コーパスと日本語史研究」が出版されました。 私はこの本の中で、第2章「通時コーパスによる言語の研究」を執筆しています。
- 2015/11/01: 2015年度情報処理学会山下記念研究賞を受賞の理由が情報処理学会のページで紹介されました。山下記念研究賞受賞理由 [推薦理由] 本論文は,勅撰和歌集である二十一代集のシソーラス開発を介して,1000年以上前の日本語における語彙体系を明らかにすることを目的としている.和歌と現代語訳のパラレルコーパスを利用した単語対の推定法により,計算手続きだけで新規登録すべき語を抽出することが可能なアルゴリズムを提案・実証した点で,今後、他の古典籍研究にも応用可能な計量国語学の優れた業績と認められる.本研究は,古典における知識の体系化の実現のための取り組みを,10年以上に渡り行った成果であり,その積み重ねは,人文科学研究の基盤的な研究として位置づけられると同時に,今後の発展性という点でも高く評価できる.
- 2015/9/16: 「ひらめき☆ときめきサイエンス」の内容が東工大ニュースに取り上げられました。
- 2015/9/06: 2015年度情報処理学会山下記念研究賞を受賞しました。
- 2015/9/1-3: 京都大学で行われたJADH 2015
で発表しました。
(2015b) Hilofumi Yamamoto, The Differences of Connotations between Two flowers, Plum and Cherry, in Classical Japanese Poetry, 10th Century. p. 31-2, JADH Conference 2015, Encoding Cultural Resources 1-3 September 2015. Kyoto University Institute for Research in Humanities.
- 2015/8/9: 奈良大学(奈良県奈良市)で行われた 人文科学とコンピュータ研究会第107回研究発表会で(2015a)「外国人日本語学習者の発音能力を測定するシステムの開発」について発表しました。
- 2015/8/5: ひらめき☆ときめきサイエンス「目で見てわかる昔の日本語と今の日本語: タイムマシンに乗らずに行ける昔の世界」が行われました。実施の詳細は、こちらのページをごらんください。
- 2015/7/24:8月5日(水曜日)に行われるひらめき☆ときめきサイエンス「目で見てわかる昔の日本語と今の日本語: タイムマシンに乗らずに行ける昔の世界」の広報が東工大のウェブ上で 東工大で夏休み2015として公開されました。
- 2015/6/18: 今年、9月1-3日京都大学で行われるJADH 2015に採択されました。
- 2015/05/23: 東京工業大学ホームカミングデイ催し物: リベラル・アーツ研究教育院講演会で 「文化とはミョウガの味がわかること?: 留学生は日本語をどう考えているか」という話をしました。
- 2015/04/08: 東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻フォーラムで話をしました。
- 2015/04/04: 科研費応募書類を提出していた
「ひらめき☆ときめきサイエンス」(小学校5・6年生、中学生、高校生の皆さんに、直に見る、聞く、ふれることで、科学のおもしろさを感じてもらうプログラム)に4/1付で採択されました。 実施ワークショップのタイトルは「目で見てわかる昔の日本語と今の日本語: タイムマシンに乗らずに行ける昔の世界」で、8月5日(水曜日)に実施することになりました。 - 2014/12/13--14: 国立情報学研究所で行われた
じんもんこん2014で発表しました。
(2014g) 山元 啓史, 村井源, ボル ホドシチェク, 二十一代集シソーラスのための漸近的語彙対応システムの開発, じんもんこんシンポジウム2014, 人文科学とコンピュータシンポジウム論文集, ISSN 1344−0640, 情報処理学会, Vol. 2014, No. 3, pp. 157-162, Dec. 2014. - 2014/11/15: 雑誌『日本語学』 2014年11月臨時増刊号の
特集日本語史研究と歴史コーパスに記事が出ました。
(2014f) 第3章 コーパスによる日本語史研究 【語彙史】目で見てわかる歌ことば(山元啓史)
- 2014/9/26: 清華大学で行われた「清華大学-東京工業大学人文・社会科学合同シンポジウム」で発表しました。
(2014e) 山元啓史「和歌から紐解く日本語と日本文化: 留学生は日本語をどう考えているか」 - 2014/9/19--20: 筑波大学で行われたJADH 2014で発表しました。
(2014d) Bor Hodoscek, Makiro Tanaka, Hilofumi Yamamoto A Visualization and Analysis System for Japanese Language Change: Quantifying Lexical Change and Variation using the Serial Comparison Model, p. 3, JADH Conference 2014, Bridging GLAM and Humanities through Digital Humanities, ABSTRACTS, 19-21 September 2014 Union of Library and Information-media Studios (ULIS Bldg., Kasuga Campus) University of Tsukuba.
(2014c) Hilofumi Yamamoto, Bor Hodoscek, Hajime Murai Development of an Asymptotic Word Correspondence System between Classical Japanese Poems and their Modern Translations. p. 40, JADH Conference 2014, Bridging GLAM and Humanities through Digital Humanities, ABSTRACTS, 19-21 September 2014 Union of Library and Information-media Studios (ULIS Bldg., Kasuga Campus) University of Tsukuba.
- 2014/8/27--30: スロベニアで行われたEAJSで発表しました。
(2014b) Hilofumi Yamamoto and Bor Hodoscek Thesaurus of classical Japanese poetic vocabulary for the Nijuichidaishu (ca. 905-1439) August 27--30, 14th International Conference of European Association for Japanese Studies BOOK OF ABSTRACTS, p. 86, 2014. - 2014/4/1:2014年度より
科学研究費基盤研究Cを得ました。
「和歌用語シソーラスの開発と用語空間分析に関する基礎研究」
二十一代集語彙分析のためのシソーラスの開発を行います。
- 2014/3/26:本研究室所属の博士課程、田中牧郎氏が博士(学術)の学位を取得しました。
- 2014/1/1:日本語の研究(日本語学会)に論文が出ました。
(2014a) 田中牧郎, 山元啓史. 『今昔物語集』と『宇治拾遺物語』の 同文説話における語の対応, 日本語の研究, 日本語学会, Vol. 10, no. 1, pp. 16-31, Jan. 2014. - 2013/12/12: じんもんこん2013で発表しました。
(2013d) Bor Hodoscek, Hilofumi Yamamoto. Analysis and Application of Mid-Rank Lexicons of Modern Japanese, IPSJ Symposium 2013 Sig-CH, IPSJ Symposium 2013 Sig-CH, Pacific Neighborhood Consortium, Vol. 2013, No. 4, pp. 21-26, Dec. 2013. - 2013/09/20: JADH2013で発表しました。
(2013b)'A Diachronic and Synchronic Investigation into the Properties of Mid-Rank Words in Modern Japanese' Bor Hodoscek and Hilofumi Yamamoto The Japanese Association for Digital Humanities, the third annual conference at Ritsumeikan University, Kyoto, Japan, September 19-21, 2013, pp. 67-8.
(2013c) 'Lexical Modeling of Yamabuki (Japanese Kerria) in Classical Japanese Poetry' Hilofumi Yamamoto The Japanese Association for Digital Humanities, the third annual conference at Ritsumeikan University, Kyoto, Japan, September 19-21, 2013, pp. 62-3. - 2013/03/06:
経済社会研究プロジェクト高度科学技術社会リスク・ソリューション2012で
発表しました。
(2013a)ボル・ホドシチェク, 山元啓史. 不確かな情報が含まれる文の形式, 経済社会研究プロジェクト高度科学技術社会リスク・ソリューション2012, 東京工業大学大学院社会理工学研究科, Vol. 2012, pp. 236-245, Mar. 2013. - 2012/09/15-17:
JADH 2012 東京大学で、発表しました。
(2012i) Makiro Tanka and Hilofumi Yamamoto "Emotive Adjectives and Verbs of the Heian Japanese", p. 52.
(2012h) Hilofumi Yamamoto, Makiro Tanaka, and Yasuhiro Kondo "Design of Serial Comparison Model for the Diachronic Corpus Study of Japanese", pp. 50-1.
- 2012/09/10: (2012g) Routledge の Comprehensive 文法書シリーズ、 Japanese: A Comprehensive Grammar 第2版が近々発売されます。 (2012年10月24日発売)
- 2012/08/08-13: SNPD 2012 (京都) で発表しました。
(2012f) Makiro Tanka and Hilofumi Yamamoto "A Corpus Study of Emotive Adjectives and Verbs of the Heian Japanese"
(2012e) Hilofumi Yamamoto, Makiro Tanaka, and Yasuhiro Kondo "Diachronic Corpus and Linguistic Space: New Methods for the Analysis of Language Change"
- 2012/08/04-05: (2012d)
国語研国際シンポジウム「日本語の自他と項交替」(NINJAL International Symposium on Valency Classes and Alternations in Japanese) (東京:国立国語研究所) で発表しました。
「平安時代日本語の感情形容詞と感情動詞—『源氏物語』『今昔物語集』
のコーパス分析を通して—」
田中牧郎 (国立国語研究所)、山元啓史 (東京工業大学)
- 2012/03/20: (2012c) 公開ワークショップ「ITを活用した目的志向の日本語教育・運用支援」 大阪電気通信大学(情報学研究施設)に招待され、「ITを活用した日本語分析」と題して講演しました。大阪電気通信大学関係者のみなさん、お集まりくださいまして、誠にありがとうございます。 [leaflet] [slide]
- 2012/03/05-06: (2012b) 第1回コーパス日本語学ワークショップ (東京: 国立国語研究所)での発表しました。「通時コーパスと言語空間論」 [slide]
- 2012/02/01: (2012a)語彙研究第9号に論文「グラフを用いた集合演算による和歌用語の解析」が採択、発表されました。
- 2011/12/10: じんもんこん 2011 (京都: 龍谷大学)で発表しました。 題目:「山吹」をめぐる和歌語彙の空間 [slide]
- 2011/09/12-4: OSDH 2011 (大阪) で発表しました。
Makiro Tanka and Hilofumi Yamamoto "Quantitative Analysis of Loanwords of Eight Literary Works in the Heian Period (794-1185)"
Hilofumi Yamamoto "Graph Representation of the Connotations of Classical Japanese Poetic Vocabulary"
- 2011/08/22: ASIALEX 2011 (京都) で発表しました。
Makiro Tanka and Hilofumi Yamamoto "An analysis of Sino-Japanese words of the Heian period for the development of the historical Japanese dictionary"
Hilofumi Yamamoto and Makiro Tanaka "Development of the thesaurus of classical Japanese poetic vocabulary"
- 2010/04/01:
科学研究費基盤研究Cを得ました。二十一代集解析用辞書の開発を行います。
- 2009/02/01: オーストラリア国立大学から東京工業大学に移りました。
- 2008/10/30: 春(2008/03/24)、神戸花鳥園で行った サイエンスカフェ「目で見てわかる歌ことばの姿」開催記録が公開されていました。
- 2008/06/22:
khの辞書を更新しました。
国文学研究資料館『二十一代集』のうち、八代集の綴に対応しました。 - 2008/06/04: 慶應義塾大学理工学部数理科学科データサイエンス研究室セミナーで、和歌のモデリングについてお話しました。 モデリングによる歌ことばの変遷と分析
- 2008/03/24: 神戸花鳥園で講演をしました。
- 2007/12/21: 国文学研究資料館知的財産委員会より、『二十一代集』のインターネット利用、関連データ配布許諾が得られました。国文学研究資料館に感謝いたします。