教養特論: ライティング・スキル
山元啓史
上手になるための10の約束
- 約束1 一気書きの禁止。
- 約束2 インターネットからの引用を禁止する。
- 約束3 誰かに読んでもらうこと、友人を作ること。
- 約束4 タスクのメモはすぐに書く。
- 約束5 毎日の計画を立てて計画通りに執筆すること。
- 約束6 必ず専門用語を使うこと。
- 約束7 必ず自分で実験を計画し、実施すること。
- 約束8 ノートを持ってくることと見直すこと。
- 約束9 宿題はすぐに実施し、必ず提出すること。
- 約束10 書く楽しみを見つけること。
英語論文の書き方は、
- ポイントで学ぶ科学英語論文の書き方、小野義正
- Elements of Style. (4th ed. Strunk and White, 2000) Freewareとして公開されている。
研究の考え方を学ぶには、
- 生物学の考える技術、クリスバーナード他、講談社ブルーバックス
- 心理学 実験研究レポートの書き方、フィンドレイ、北大路書房
討論1
論文の書き方の本はたくさんある。WEBでどれぐらいあるか調べてみよ。
討論2
なぜ論文の書き方の本がたくさんあるのかを考えよ。
たくさんあるのに、書けないという学生が多い。なぜか書けないのか、グループで考えよ。
討論3
論文の書き方の本はどのように活用すれば良いかを考えよ。
討論4
論文の読者は次の順番で読むと言われる。なぜ1から8のような点を読むのかグループで考えよ。
- タイトルを読む。
- 著者の名前を見る。
- 日付を確認する。
- Abstractを読む。
- 第1 段落に素早く目を通す。
- 各パラグラフの第1 文を素早く読む。
- 図・表をさっと見て、そのタイトルを読む。
- 最終パラグラフを読む。
討論5
簡単な実験を考えよ。ただし、客観的なデータが取れる実験に限る。